CONCEPT
〜presentsに込めた想い〜
presentsには2つの意味があります
一つは「贈り物」という意味
もう一つは「今の」という意味です
私たちが暮らす社会
そして子ども達が生きる未来のために
「今の」私にできる取り組みが、明日を生きる人々への「贈り物」になりますように...
そんな願いを込めて、私たちは「presents」という名前で歩み始めることにしました
11.5%
2022年における
子どもの貧困割合
45.1%
13〜29歳
自分自身に満足している若者の割合
17.1%
中学生女子
1週間の総運動時間60分未満の割合
私たちにできること
子どもの学力や健康が、その子の属する世帯の経済状況や社会階層に大きく影響されることが世界中の研究から分かっています。また子ども時代の運動経験が成人期以降の体力レベル、あるいは身体活動状況を左右するという可能性も指摘されています。
幼少期は人生の基盤となる時期です。個々の家庭環境や子どもと関わる周囲の大人・環境の違いによって、子どもの将来に大きな差を生み出してしまうことが社会課題に挙げられています。
私たちはこれまでリハビリテーション職として医療機関で10年以上働いてきました。子どもから高齢者まで多くの方々と関わらせていただき、そこで大きく2つの問題意識を感じるようになりました。一つは「基礎体力の低下」という問題。そしてもう一つが「自尊感情・自己効力感の欠如」という問題です。
基礎体力の低下は特に近年の小中学生などの若い世代に関して深刻化していると感じています。これはコロナ禍を経てさらに顕著にデータとしても表れてきており、身体を動かす機会の減少や発育発達過程に沿わない早期の競技特化や誤ったスポーツ界の勝利至上主義が要因の一つでないかと考えられます。幼少期の運動習慣や環境は、将来の様々な疾病の発症にも関連しているとの報告もあり、国民の健康寿命の延伸に幼少期からの環境整備や身体づくりは必要な取り組みになると考えます。現に高齢者の方であっても、身体には幼少期からの影響が残っていることは臨床で関わらせていただく中で頻繁に遭遇すると感じています。
また子どものみならず、高齢者を含む多くの通院される患者さんと接してきた中で強く実感させられるのが「自尊感情・自己効力感の大切さ」です。このような自己肯定感が育まれている人ほど目標を持って何かに取り組んだり、健康行動を意識的に行うことも出来ます。そのため疾病を患っても自らの工夫で改善に導きやすかったり、そもそも予防意識が高く疾病を患いにくかったりする側面があります。
この「自尊感情・自己効力感」に基盤となるのは幼少期からの愛着形成と言われています。大人との情緒的な絆を形成することで自己肯定感をはじめ、社会情動的スキルを育んでいくと言われています。これらの能力は将来の疾病や学力、収入など、その子の将来の可能性に多大な影響を及ぼすとも言われています。
子どもの将来は本人の問題だけでなく、生まれた環境によって大きく影響を受けるのが現状の課題として挙げられます。
私たちは生まれた環境に関係なく、子どもたちが自分の可能性を信じれる社会を創造するために、「子どもを中心とした身体づくり」「大人と子どもの社会的居場所づくり」「子育てを地域で行えるまちづくり」を目的に、健康増進に関する普及啓発事業、社会参加の環境整備事業、人材育成事業等を、公的機関や企業、他団体など地域の横のつながりを大切にしながら実施していきます。
事業内容
普及啓発
環境整備
人材育成
私たちは将来の健康格差をなくすために、地域で企業や行政と協働しながら
【健康増進に関する普及啓発事業】
【社会参加の環境整備事業】
【事業を率先して行える人材育成事業】
を中心に情報発信、場づくり、育児・発達支援、心身のコンディショニング・ケアなどを随時行っていきます。